更新2010/03/01
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「ハイ・ゲンキ最前線」 2010年3.4月号原稿
ハイ・ゲンキ最前線 NO.11
様々な治療に食事改善を取り入れている医師を訪問
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食事改善の大切さと玄米発酵食品の良さを体感し、患者さんにお奨めしている医師を訪問し、お話を伺うコーナー「ハイ・ゲンキ最前線」。今号は、大阪府東大阪市の歯科あおき・青木清高(あおききよたか)先生です。 

ラグビー愛好者の聖地・花園ラグビー場にほど近い静かな住宅地の一角にある医院の敷地内には自然農法の畑があり、大根や小松菜が栽培されている。歯医者さんなのにいったい何故?

話は二十数年前にさかのぼる。青木先生は歯を抜かない治療で実績を残している片山恒夫先生の臨床データを見て目から鱗が落ちた。これこそ本物だ!そう確信した青木先生は自らの診療を根底から見つめ直した。そして、予防治療は日々の食生活の改善があってこそとの認識から自然農の畑で野菜を作るなどして、患者さんに「食」が大切だと説くことから治療を行うことにした。「できるだけ抜かない」治療への挑戦である。

食事や複式呼吸法などを指導し、歯はできるだけ抜かない。片山恒夫先生のホリステイック医療を知った時の「カルチャーショック」を青木先生は忘れない。
 
歯は残せるのだ!全身の健康づくりに直結した歯科医療の可能性を知った青木先生は即座にこの方針を実行しようと決めた。そして患者さんに伝えた「食べたものが血液となり骨となる。歯を抜かずに甦らせていくために正しい食事をしてください」。

青木先生にはよきパートナーがいる。食生活アドバイザーの竹内英二さんだ。フランス料理の調理人を志して逆にカラダを壊したという経歴を持つ竹内さんは、青木先生と連携して患者さんに正しい食事とは、安全な食物とは、を伝え、時に自然料理教室を開催する。 二人は歯周病の患者さんや歯の健康に関心を持つ患者さんに「3日間の食事記録」を書いてもらい、それをもとに正しい食事へ改善し、食後に玄米発酵食品を取ることを指導する。

さらに骨密度、血液検査と腸内環境を知るための内視鏡検査を行ってもらい、口腔内がどう変化したかを記録している。

 ある66歳の男性は食事の改善で病に立ち向かおうと決心し、自然料理教室に通い自
炊を始め、宅配給食は止め、玄米発酵食品を毎食後2袋、一日6袋を摂取した。そして5カ月。不整脈は消え、血圧も正常値となり、5種類の飲み薬は全て止めたままだ。 また、ある50歳代の女性は抜いてもおかしくない歯がまだ残り、歯根は再生しつつある。驚いたのは27歳の母親が書いた4歳と2歳のこどもの記録だ。食事内容は決して悪くはない。が記録されていない食間に菓子やジュースなどがどっさり与えられ、こども達の歯は百%虫歯だった。「日頃の食生活とお口の中の状態の記録を観れば人生が、いや運命が分かりますよ」と二人は声を合わせる。

健康な歯のためにはその土台として正しい食事が大事。それを証明するのが自然農法の畑である。里山や森の土壌は無肥料、無農薬なのに元氣だ。落葉帰根。それを実証しようと二人は8年前、医院の敷地の一角で自然農(今話題の「奇跡のリンゴ」の木村秋則氏と同じ方法)による栽培を始め、今では大きくて美味しい季節の野菜が収穫でき、それを利用した自然料理教室を行い、全身の健康づくりに役立てている。 「悪い歯を抜くのは簡単だし、治療も楽だ。しかし、自分の歯で食べる美味しさをいつまでも楽しんでもらいたい」と、青木先生の「抜かない治療」へ挑戦は今日も続いている。
青木先生(左)と
竹内さん(右)。
できるだけ抜かずに長期保存、を治療方針とし、「元氣の根っこは食から」と食事道の大切さを説いています。
        歯科あおき 院長 青木清高
MechanicalUpdate[2010/05/08 07:24]